外国人登録証をふと見たとき、有効期限が思ったより近いことに気づいて少しヒヤッとする瞬間、ありますよね。でも実際のところ、韓国のビザ延長は手順さえわかっていれば、それほど難しい手続きではありません。何を、いつ、どこでやるかを把握しておくだけで、ずいぶん気持ちが楽になります。
まず確認したいこと:そもそも延長できるビザ?
韓国に滞在しているすべての外国人がビザを延長できるわけではありません。ここが最初のポイントです。
ビザなし入国で滞在している場合(多くの国籍で最大90日間認められています)、その90日間は延長できません。期間が終われば一度出国して再入国する必要があります。短期観光ビザも同様で、基本的に延長の対象外です。「とりあえず出入国管理事務所に行けばなんとかなる」と思っていると、入り口で断られることになります。
一方、長期ビザは話が違います。E-2(会話指導)、D-2(留学)、D-4(一般研修)、Fシリーズ(家族・居住)、H-1(ワーキングホリデー)、そして2024年1月に始まったデジタルノマド・ワーケーションビザ——こういった長期ビザは**在留期間延長許可(체류기간연장허가)**の申請が可能です。ここからが本題です。
「4か月前から」という申請窓口、これが意外と大事
在留期間延長の申請は、有効期限の最大4か月(120日)前からできます。そして有効期限当日まで受け付けてもらえます。ただし、有効期限を1日でも過ぎると不法滞在扱いになり、出入国管理法第25条に基づいて反則金が科されます。記録にも残ります。
実際には、有効期限の1〜2か月前に申請するのがベストです。書類に漏れがあったり、事務所から追加資料を求められたりしても、時間的な余裕があれば焦らず対応できます。
現在の在留期限はHiKorea(hikorea.go.kr)にログインして、정보조회 → 체류만료일조회から確認できます。外国人登録証にも記載されていますが、登録証の有効期限と実際の在留許可期限が一致しない場合があるので、HiKoreaで改めて確認しておくのが安心です。
申請方法は2つ——オンラインか、窓口か
申請はHiKoreaのオンラインシステム(전자민원)を使う方法と、管轄の出入国管理事務所に直接出向く方法の2種類があります。
オンライン申請について
HiKorea(hikorea.go.kr)で민원신청 → 전자민원 → 전자민원 신청と進んで、申請書を記入し、書類をアップロードして、手数料をオンラインで支払う流れです。うまくいけば自宅から全部完結できます。
ただし正直に言うと、このシステムは外国人には少々ハードルが高い部分があります。ログインに韓国式の認証が必要で、サイト自体も主に韓国語仕様です。英語インターフェースが一部機能で追いついていないこともあります。締め切り直前に初めて試みて認証でつまずいてしまう、というパターンが少なくないので、オンライン申請を使うなら余裕を持って事前に環境を整えておいてください。
窓口での直接申請について
窓口申請の場合は、まず予約を取ることをおすすめします。HiKoreaの방문예약(来所予約)システムが使えます。予約なしでソウルの事務所に行くと、2〜4時間待ちになることも珍しくありません。予約の有無で体感がまるで違います。
事務所では番号を取って待ち、書類を提出して手数料を支払うだけです。手数料はおよそ60,000ウォン程度ですが、金額は変わることがあるので公式サイトで確認しておくと確実です。外国人登録証の有効期限は当日中か後日の受け取りで更新されます。
行くべき事務所は、自分の登録住所の管轄にある出入国管理事務所です。引っ越しをして住所変更をしていない場合、管轄が合わずに対応してもらえないことがあるので注意してください。管轄事務所はHiKoreaで관할 출입국.외국인관서 조회から調べられます。
必要な書類——ビザの種類によって変わります
共通で必要なものは、有効なパスポート、外国人登録証、在留期間延長許可申請書、韓国の住所証明書類です。申請書は事務所の窓口にも置いてあり、HiKoreaからもダウンロードできます。
E-2ビザで英語講師をしている方は、現在の雇用契約書、雇用主からの確認書類、最新の犯罪経歴証明書(アポスティーユ付き原本、スキャンは不可)が必要です。犯罪経歴証明書には有効期限があり、期限切れのものを提出すると即座に却下されます。学校が手配してくれる場合もありますが、自分でも確認しておくのが賢明です。
D-2ビザの留学生は在学証明書、成績証明書、資金証明が必要です。多くの大学の国際部が手伝ってくれますが、向こうから自動的に声をかけてくれるとは限らないので、自分から早めに相談しておきましょう。
D-4(語学研修)ビザの場合は在学証明と出席記録が求められます。出席率の基準(通常70%以上)を満たしていないと延長が難しくなるため、多く欠席している自覚があるなら先に確認しておいてください。
F-6(結婚移民)ビザは代理申請に制限があります。友人などに頼む前に、そのビザ種別で代理申請が認められているかを確認してください。
デジタルノマド・ワーケーションビザの延長には、リモートワークの雇用証明と収入基準を満たすことを示す書類が必要です。このビザは2024年1月スタートで比較的新しく、要件が更新されている可能性があります。最新情報は公式サイトか1345で確認するのが確実です。
意外と知られていないこと
E-2ビザの英語講師に特有の問題として、雇用主がビザ更新プロセスに大きな影響力を持っているという現実があります。学校やハグウォンが労働問題での対立の中でビザ更新を交渉の道具として使うケースが実際に報告されています。未払い賃金などを申告しようとした講師に対して、ビザ延長を止めると圧力をかけるようなケースです。
もしそういう状況に置かれたなら、すぐに1345に電話して状況を説明してください。法的問題の解決時間を確保するための一時的な延長が認められた事例も存在します。すべてのやり取りを文書で残しておくことも重要です。
もっと一般的な話でいえば、よくある失敗のひとつは予約なしで窓口に行くことです。것方문予약システムを使うだけで待ち時間が大幅に変わります。
もうひとつは、引っ越し後に住所変更を忘れてしまい、管轄外の事務所に行ってしまうことです。現在の登録住所と実際の居住地が一致しているかどうか、事前に確認しておくと安心です。
申請したけれど有効期限が来てしまったら
申請を済ませたのに処理が間に合わなかった場合、申請受理証を手元に保管しておいてください。処理が進行中の間は、在留期限が過ぎていても不法滞在として扱われません。受理証がその証明になります。
わからないことがあれば1345(韓国国内)、海外からは+82-2-1345に電話してください。複数言語での対応もしており、思ったより丁寧に教えてもらえます。
ビザの延長は、知っていれば怖くない手続きです。早めに動いて、書類をしっかり揃えて、予約を取る。それだけでほとんどのことはうまくいきます。
出入国に関する制度や手数料は随時変更される可能性があります。申請前に必ず HiKorea または1345で最新情報を確認してください。
